4コマ漫画『ボートレース訓練生・美波』こぼれ話「養成所の公衆電話は3分以内」

| 日刊大衆
週刊大衆『ボートレース訓練生・美波』第43回

 今やテレビCMでもすっかりお馴染みになったボートレーサー養成所の訓練風景ですが、訓練生は入所時より携帯電話の持ち込みが禁止されています。

 ちなみに、外部との通信手段は郵便と公衆電話のみ。しかも公衆電話の場合は「1回3分以内」と決められています。ゆえに、用件を簡潔に述べなければ容赦なく途中で切れます。

 また、公衆電話は主に19時から21時までの「自由時間」の間に利用されますが、実際に訓練生が電話をかけている姿を見るのはごく稀です。理由は、訓練生にとって公衆電話を使ってまで話さなければならない用事などないからです。逆に通話の相手側からしてみても、メールやLINEが主流になっているこのご時世で「公衆電話」からの着信があったらビビります。結果的に訓練生のほとんどが、外部との連絡をしていません。

 では、外の世界に恋人がいるような訓練生はどうしているのかというと、もっぱら「手紙」です。ただし、毎日が同じ生活の繰り返しなので、次第に書くことは減っていくようです。

 この通信手段が遮断された環境でこそ、訓練生はボートに集中できるのです。

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