無印良品の新作アイスが大不評?「この価格ならハーゲンダッツの方が…」

| まいじつ
無印良品の新作アイスが大不評?「この価格ならハーゲンダッツの方が…」

4月28日に『無印良品』が、新作アイス『素材を生かしたアイス・ソルベ』をリリース。「無印良品」らしい本格的なアイスに見えるが、世間の反応を見てみると批判の声も少なくない。

今回発売されたフレーバーは、「ジャージー牛乳」「ほうじ茶」「いちご」「マンゴー」の4種で、それぞれ税込290円。例えば「ジャージー牛乳」には、森林ノ牧場のジャージー牛乳が使われているようで、濃厚なコクや甘さが味わえるという。

しかしネット上では、

《この価格ならハーゲンダッツの方がいいかも》
《中国産でこの値段って…》
《一部だけ国産アピールしてるけど、他のは中国産なんでしょ?》
《美味しそうだけど、無印はウイグル問題がちらつくからなぁ…》

といった声が。本当に中国産かどうかは定かではないが、やはり背景には先日のウイグル問題に関する発言が尾を引いているようだ。

4月14日に「無印良品」を運営する『良品計画』は、「無印良品の綿とサプライチェーンについて」という文章をサイトで公開。ウイグル産綿花の使用や人権問題について、「法令または弊社の行動規範に対する重大な違反は確認しておりません」と報告していた。

ところが『ナイキ』や『H&M』などは、強制労働が行われている新疆ウイグル産の綿花の不使用をはっきりと表明。人権侵害に〝NO〟を突き付ける世界的な傾向と比べて、「良品計画」のコメントは曖昧な部分があり、日本では《中国マーケットを優先した》などと批判が噴出していた。

ウイグル問題への中途半端な態度は悪?

「やはり昨今の風潮としては、毅然とした態度でウイグル問題に向き合わなければ、CSR(社会的責任)を果たしていると言われないのでしょう。今年4月には『ユニクロ』の柳井正会長兼社長も、決算会見でウイグル問題について『ノーコメント』を貫き炎上。一部の人々の間では、『ユニクロ』の〝不買運動〟が行われてしまう程のイメージダウンに繋がりました」(経済ライター)

恐らく現在の日本の企業には、「新疆ウイグル産の綿花は使っていない」以外の言葉は求められていないのだろう。考えてみればそれは当然のことで、新疆ウイグル産の綿花などを使用するということは、強制労働や人権侵害を前提とする経済に加担することになる。そういった問題を差し置いて利益を追及することだけが、企業の役割では無いはずだ。

もちろん日本でもウイグル問題に無関心な人は多く、今回の新作アイスについても《美味しそう!》《常に冷凍庫に入れていたい!》と手放しで喜ぶ声も見かける。その冷蔵庫のアイスが血塗られていないことは、まだはっきりと否定されていないのだが…。

【画像】

Celig / Shutterstock

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