田村正和死去…追悼番組が軒並み高視聴率で伝わる視聴者の「哀悼の思い」

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田村正和死去…追悼番組が軒並み高視聴率で伝わる視聴者の「哀悼の思い」

 心不全のため4月3日に死去した俳優の田村正和さん(享年77)の追悼特番「古畑任三郎ファイナル~ラスト・ダンス~」(フジテレビ系)が5月21日に放送され、平均世帯視聴率13.4%を獲得した。5月23日放送の田村正和主演「松本清張スペシャルドラマ 疑惑」の平均視聴率も10.7%と、いずれも高視聴率をマークした。

「疑惑」は、田村さんが初めて弁護士役に挑んだ作品で、彼が弁護する8億円もの保険金をかけた夫の殺人の容疑者・白川球磨子を沢口靖子が演じた。

 追悼番組ということで、本編が始まる前に田村さんが出演した「眠狂四郎」や「古畑任三郎」(ともにフジテレビ系)。「忠臣蔵~その男、大石内蔵助」(テレ朝系)などの映像も流れた。

 若かりし頃の田村さんを知らない世代からは「忠臣蔵観てみたい。立ち姿から美しくて本当にレジェンドだよ」「もっとどの局も追悼再放送やってほしい」などの要望も多数あった。

「ナレーターを務めたのは、田村自身が気に入っていたという1988年放送の『ニューヨーク恋物語』(フジ系)で、ヒロインを演じた岸本加世子でした。このキャスティングに同作のファンからは『岸本加世子の解説で涙が出てくる』との感想もありました。このドラマは現在に至るまで、DVD等は発売されていません。追悼番組として再放送かソフト化を望む声も上がっています」(テレビ誌ライター)

 田村さんの死は、日を追うごとに悲しみの深さを増しているようだ。

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