今回のお仕事ハックは「同じミスを繰り返す後輩の指導方法が分からない」について、コラムニストのヨダエリさんがアドバイス。
同じミスを繰り返す後輩の指導方法が分からない。
指導をしている後輩が、何回注意しても同じミスを繰り返します。注意した時は反省しているように見えるのですが、なかなか直らないのでどうしていいか分かりません。そんな後輩に上手に指導する方法はありますか?
その後輩さんは、反省はしているけれど、対策は講じていない。……ということではないかなと、私は推測します。
注意した時、「あぁ、やってしまった」「まずい」とは思っているのでしょう、きっと。申し訳なく思ったり、自己嫌悪に陥ったりもしているかもしれません。だから反省しているようには見える。
でも、「じゃあ、同じミスを二度と繰り返さないためにはどうすれば?」というところまでは考えていない。いや、考えているかもしれないけれど、具体的な対策を実践していないんじゃないかなと思うのです。
といっても、別に特別な対策をしなければいけないわけではありません。能力的な問題で何かができないわけではなく、あくまでもミス。見落としであり、確認不足ですよね。
だから対策も、すごくシンプルです。
■ミスの内容と教訓をメモし、繰り返し見るように伝える
自分がしてしまったミスの内容と、ミスから得た教訓をメモして、繰り返し見るように伝えましょう。
たとえば、ミスが「Aという書類に、Bという項目を書き忘れた」ことであるなら、教訓は「Aには必ずBを記入する」になります。
そこで、ノートには「書き忘れた」というミスの内容と、「記入する」という教訓の両方をメモし、パソコンには、すぐに目につくよう教訓を書いた付箋を貼るといいですね。