まるで大塚家具!?「紳士服のはるやま」で”姉弟ゲンカ”勃発

| Asagei Biz
まるで大塚家具!?「紳士服のはるやま」で”姉弟ゲンカ”勃発

 在宅のテレワークにリモート会議、就活もリモートで出入学式は取りやめと、スーツを着ない社会を到来させたコロナ禍で、その煽りをモロに食らった業界の1つが紳士服業界。そんな危機にも関わらず、いや、そんな危機だからこそ勃発したのかもしれないのが、西日本で広く「紳士服のはるやま」を展開するはるやまホールディングスで前代未聞の騒動だ。

「なにしろ6月29日開催予定の定時株主総会を間近にして、創業家の姉が実弟の現社長を取締役に選任しないように株主に『お願い』の手紙を発送。その文面がネットにもアップされ、“公開家族ケンカ”の様相をていしているのです」(経済ジャーナリスト)

 同社はこの春にテレビCMで乃木坂48を起用。「私たちが今、本当に欲しいのは自分に自信が持てる一着」と、フレッシュマン向けにアピールしたので若者にも馴染みがあるだろう。ところが、上記のような騒動が家族内で起きているのだから、本当に欲しいのは「人の輪」なのではないか。株主に送付された文面にはこうある。

「弟は、自分に意見する社員は、左遷・退職に追い込む事を繰り返しております」「弟のせいで、これ以上、社員から犠牲者が出るのは耐えられません」

 21年3月期は売上高で前期比を23%も下回り、黒字が赤字に転落してしまったのだから、本来ならばモメている場合ではないのだが。

 同社の社長は創業家の後継ぎの治山正史氏。今回の「お願い」は正史氏の実の姉の名で出されているが、実は創業家の総意でもあるようだ。

「実は昨年の総会でも正史氏の解任動議が、創業者である正次氏や実姉、叔父などの大株主から出されたんです。

ピックアップ PR 
ランキング
総合
社会