旅行に行った時、見知らぬ道を散策してみるのも楽しみの一つだ。
しかし、場所によってはそもそも人が歩くことを想定していない、車しか通らないような道もある。うっかりそんな場所に入り込んでしまったら、楽しいはずの散歩も不安だらけに。
そんな時、通りがかった現地の人が親切にしてくれたら......。
コロナ禍でなかなか旅行に行けない今、かつての楽しい思い出を振り返ろうとJタウンネットが「旅先でのいい話」を募集したところ、娘と二人で北海道に旅行に行ったというXさん(仮名)から、まさにそんなエピソードが寄せられた。
内心青ざめていると...2016年9月、娘と二人で函館旅行に行ったXさん。
最終日、帰りの飛行機まで時間がかなり余ったため、空港の近くにある牧場に行ってみることにした。
牧場でソフトクリームを食べたり牛に餌をあげたりと一通り楽しんだ後、時間もたっぷりあるということで、Xさん親子はハイキングがてら飛行場まで歩くことに。
「歩き始めは見慣れない花や蝶々などを見たり、写真を撮ったりと楽しい気分でした。ところが、程なくして道が細くなり歩道もなくなり、車がスピードを上げて私たちのすぐ横を通っていきます。山道で蛇行しているので、見通しはどんどん悪くなっていき、さすがに不安が募りだしました」(Xさん)
途方にくれるXさんたち。ちょうどその時、すぐ横に一台の黒いベンツが停車した。
「こんな山道を歩いている、見るからに観光客らしき私たちが心配になって止まってくれたそうです。渡りに船だったのでお言葉に甘え、車に乗せて送って頂きました。その方は私達が先程寄った牧場で働いているとおっしゃってました。