日本勢のメダルラッシュに沸く東京五輪だが、ネット上ではそのライブ配信を騙ったフィッシングサイトが次々と登場し、警視庁サイバーセキュリティ対策本部も注意喚起する事態となっている。
「セキュリティソフトを販売するトレンドマイクロ社によれば、五輪開幕前の7月19日にはすでに中継を騙る不審なサイトを発見していたといい、現在も増え続けているのです。中には”NHK”や”テレビ大阪”など実在するテレビ局の名前を使った偽サイトも存在しているため、本当の中継サイトだと思い込んでリンクをクリックしてしまうケースも増えているといいます」(社会部記者)
こうしたサイトにアクセスしてしまうと、ウイルスに感染したかのような広告を表示してセキュリティソフトを購入させようとしたり、個人情報やクレジットカード情報などを入力させて情報が抜き取られる可能性もあるため注意が必要だ。
「そうしたフィッシングサイトは毎日のように現れては消えを繰り返しているので、『このサイトに注意』など特定することが難しい。