人付き合いに不安がある人は、物語の登場人物に愛着を抱き、親密であるかのような空想をする傾向がある

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人付き合いに不安がある人は、物語の登場人物に愛着を抱き、親密であるかのような空想をする傾向がある

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 映画やテレビドラマ、アニメなどのフィクション作品に登場する人物やキャラクターに、憧れを抱いたり、共感したり、親近感を持つことは誰にでもあるものだ。

 だが、人付き合いに不安がある人は、登場人物に対し愛着を抱き、お互いに知り合いで、親密であるかのような空想をする傾向があるという。

 この研究は『Journal of Social and Personal Relationships』(21年6月9日付)に掲載された。

・人との親密な関係性を築けない「不安型愛着」と「回避型愛着」
 1人で生きる力のない幼い子供は、成長するために少なくとも1人の保護者と親密な関係を結ばなければならない。こうした心理的な結びつきのことを「愛着スタイル」という。

 幼少期の保護者との関係は、大人になってからも、恋愛や人間関係に影響を及ぼす。幼少期の保護者との関係が大きく影響している

 愛情ある絆に恵まれた場合、人間関係は安定しやすいが(安定型愛着)、保護者との関係がうまくいっていないと、親しい関係に不安を感じたり(不安型愛着)、人と親密になることを避ける(回避型愛着)ようになりやすい。
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