古代ペルー時代の幻覚剤入りビールを発見。この酒で国民をコントロールしていた
2022.01.24 20:00
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カラパイア
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南米原産の幻覚作用を引き起こす植物の種子が含まれたビールが、古代ペルー時代の帝国の政治秩序を保つのに役立った可能性があるという。
『Antiquity』誌に掲載された新たな研究によると、コロンブス以前の西暦600年から1000年に、現在のペルーにあった「ワリ帝国」では、幻覚剤庵のビールを作り、大量消費していたことが明らかとなった。
大規模な宴会を催して、国民全体に向精神体験を共有させ、彼らをコントロールしやすくしたのではないかと推測されている。
・古くからアンデス利用されていた幻覚作用のある植物
アンデス高地の古代文明では、フェネチルアミン系の幻覚剤、メスカリンを含むサンペドロサボテンや、ビルカと呼ばれるアナデナンテラ・コルブリナの種子など、幻覚作用のある植物が活用されていた。