恐竜を絶滅させた小惑星の証拠が恐竜の化石や琥珀から発見される

| リアルライブ
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 太古の地球を闊歩していた恐竜。恐竜たちが絶滅した原因の一つに、巨大な隕石の落下に伴う気候変動があると考えられている。恐竜の絶滅の要因になったと考えられているのは、現在のメキシコのユカタン半島に小惑星チクシュルブが墜落したというものだ。しかしこの小惑星がどのような種類の物体で、何でできているのか特定できておらず、研究者たちの議論の対象であり続けてきた。

 そんな恐竜たちの絶滅に関係している小惑星衝突の痕跡が、様々な化石から発見されて話題になっている。先日話題になったのはアメリカのノースダコタ州で発見された琥珀(こはく)だ。

 ​その下地は恐竜の時代に生まれた アメリカ南部に浮かび上がる「青い帯」​​​

 樹液が固まってできた琥珀には、昆虫やその他の小さな先史時代の生物などが閉じ込められていることがある。今回、科学者たちは琥珀の中から約6600万年前に恐竜を絶滅させた小惑星の小さな破片を発見したのだ。もしこの琥珀から発見された破片が本当に恐竜を絶滅させた、小惑星のものであることが決定的になれば、この破壊的な隕石衝突の性質について、これまでで最も強力な証拠が発見されたことになる。

 また、2008年に同じくノースダコタ州タニス発掘地から発見された草食恐竜テスケロサウルスの化石を分析した所、「隕石衝突時に皮膚が引きはがされ、落下してきたがれきに埋もれて化石になった」ことも判明している。この化石は恐竜絶滅の原因の一つになった小惑星チクシュルブが衝突した「最初の数分から数時間後まで」を極めて詳細に記録している貴重な化石でもあると、考古学者らは述べている。

 マンチェスター大学の古生物学者ロバート・デパルマ氏は、今回の発見について「白亜紀末に小惑星の衝突によって恐竜が死んだという史上初の物理的証拠を提供する可能性がある」と語っている。事実、肝心の小惑星衝突時に死んだと断定できる生物の化石はこれまで発見されてこなかったため、このテスケロサウルスの化石や琥珀は恐竜絶滅の引き金になった小惑星衝突について、これまでで最も強力な証拠が発見されたことになる。

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