66歳女が84歳の夫を殺害「自ら火をつけ自殺」と嘘 住宅ローンや妻の散財で借金あり、保険金目当てか

| リアルライブ
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 夫や妻が殺人事件を起こすことは度々ある。海外では長年連れ添った夫婦であるにもかかわらず、妻がありえない動機で夫を殺害する事件が起きた。

 アメリカ・ペンシルベニア州で、66歳の妻が84歳の夫を裏庭で裸のまま燃やして逮捕された事件で、夫婦に多額の借金があり、保険金目当ての犯行であることが分かったと海外ニュースサイト『MEAWW』と『PhillyVoice』などが6月21日までに報じた。夫婦は結婚して30年だった。

 ​結婚10カ月後に夫が女性だったと発覚 22歳妻と家族に金銭を要求、詐欺で夫を訴える​​​

 報道によると6月16日の午前5時ごろ、妻が警察に電話し「裏庭で夫が死んでいる」と通報したという。警察が現場に駆けつけると、妻は警察に「夫は生きたまま自ら火をつけ自殺した」と話した。しかし遺体にハエや幼虫がたかっていたため、警察は夫の死が最近のことではないと疑問を抱いたそうだ。

 警察が妻を問いただすと、妻は「昨日(15日)の午後3時頃、夫は葉巻に火をつけようとして誤って自分に火をつけた」などと供述を変更。警察はなぜすぐに通報しなかったのかと聞いたが、妻は理由を説明できなかった。また火災調査チームが現場を調査したが、遺体の状況から夫は衣服を着ずに裸のまま燃やされていたようだった。妻の証言との矛盾が確認され、さらに現場の証拠や状況からも自殺や葉巻による事故ではないとその場で判断された。

 詳細は明かされていないがいくつかの証拠がそろったため、事件が起きたその日に妻は逮捕され、起訴された。

 妻の供述などは公表されていないが、警察は動機について金銭的なものだと発表。夫婦は約4万ドル(約547万円)の借金を抱えていて、住宅ローンと税金を滞納していたという。借金は夫婦が始めたリムジンの事業の負債に加え、豪華な別荘の購入や、妻が旅行やスパに金銭を費やしたことが原因だった。妻は夫の保険金1万ドル(約137万円)の唯一の受取人だった。妻は保険金を受け取り金銭的な問題を解決しようとしていたという。

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