メキシコでは都市全体が麻薬カルテルに包囲されている。複数の都市が襲撃される
2022.08.16 22:00
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カラパイア
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メキシコは今現在も麻薬戦争の渦中にある。それを象徴するかのように、8月9日以降、メキシコの複数の都市が麻薬カルテルによる襲撃を受けているそうだ。
ギャングたちは街中に放火して回り、10名以上の犠牲者が出ている。組織の幹部が逮捕されたことをきっかけに、報復として行われているようだ。
これを制御することができないメキシコ当局は、せっかく逮捕した幹部を釈放したとの噂で、犯罪組織に対する政府の無能力を露呈する事態となっている。
もはやメキシコでは麻薬カルテルが都市を牛耳っているのだ。
・幹部逮捕に対する報復行動
8月9日、メキシコ西部のハリスコ州とガナファト州へのギャングの襲撃は10時間ほど続いた。
Vice World Newsが伝えるところによると、その直前にメキシコ当局が麻薬カルテル「ハリスコ新世代カルテル(CJNG)」の幹部複数名を逮捕したのだという。
これに対する報復として、ギャングはグアダラハラ、イラプアト、セラヤ、レオンといった複数の都市を襲撃し、炎上する車両によって交通が麻痺したほか、25軒のコンビニで火災が発生した。