毎年、夏に突入すると、芸能界で囁かれ始めるのが、『NHK紅白歌合戦』に関する噂話だ。
「昨年はNHKホールが改修工事の影響で、東京国際フォーラムでの開催。今年はNHKホールに戻る予定なので、制作サイドは、なんとしても大物歌手をブッキングしたいと意気込んでいます」(NHK関係者)
昨年の『紅白』を振り返ると、初出場が11組。フレッシュな顔ぶれ重視の傾向が顕著だった。
「今年も、新しいキャスティングを考えているのは確か。ただ、若い視聴者向けに作った結果、“歴代最低視聴率”となった昨年の轍は踏めない。それで、中高年の支持率が高く、かつ出場経験がない大御所シンガーを目玉に据えたいようです」(芸能プロ関係者)
その候補として、真っ先に名前が挙がるビッグネームが、山下達郎(69)だ。
「山下は今年6月に、11年ぶりにオリジナルアルバム『SOFTLY』をリリース。同アルバム発売に合わせて、音楽バラエティ『関ジャム』(テレビ朝日系)に“声だけ出演”をして、ファンを歓喜させた。
メディア露出に軟化を示しているだけに、映像はなしで声だけなら、出場もありえます」(レコード会社関係者)
一方、“復活枠”組も多士済々。まず、年内でのコンサート引退を発表した加山雄三(85)は当確ランプが点灯し、デビュー50周年を迎えたフォークグループのアリスと、同35周年の工藤静香(52)が、それに続く。