誘拐を偽装し母から700万円だまし取ろうとした娘が逮捕、彼氏家族も共犯者と発覚

| リアルライブ
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 金銭に困ったとき、親を頼ろうとする子どもは少なくはないかもしれないが、海外では親から金銭をだまし取るため、身近な人物と偽装誘拐を企てた娘がいる。

 スペイン・テネリフェ島で、30歳の娘が自分の誘拐を偽装して母親に金銭を要求した。共犯者は娘の交際相手の男性とその家族だったと海外ニュースサイト『Casino.org』と『New York Post』、『Daily Mail Online』などが9月7日までに報じた。

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 報道によると、娘は高齢とされている母親から金銭を奪い取ろうと、誘拐を偽装したという。娘は誘拐されて脅されていると見せかけた動画を母親に送り、身代金として5万ユーロ(約716万円)を振り込む必要があると伝えた。動画で娘は目隠しをされ、血に見せかけたペイントを口の周りに施されていたそうだ。娘の後ろには黒い洋服を着て黒い手袋をはめた人物がおり、娘の首元にナイフを突きつけていた。動画の中で娘は「ママ、彼らは私を誘拐したの。理由は分からない。警察には言わないで。もし警察に言ったら殺される」とすすり泣きしながらカメラに向かって言い、さらに殴られて食べ物を与えられていないことも伝えたそうだ。黒い洋服を着た人物は、5万ユーロを振り込めば娘を解放すると言っていた。

 母親は動画を受け取った後に銀行から5万ユーロを引き出し、警察に連絡。警察が捜査を進めた結果、動画が撮影された場所などから娘の偽装誘拐だと判明した。さらに娘の30歳の彼氏とその家族4人も偽装誘拐に関わっていると発覚。娘と彼氏、彼氏の家族4人が事件発生から24時間以内に逮捕されたという。警察はすぐに偽装誘拐であると気づいたため、母親は5万ユーロを振り込むことはなかった。動画に映っていた犯人役の人物は彼氏または彼氏の家族とみられている。

 当局によると、娘の彼氏の自宅を調べた際、動画に映っていたナイフや目隠しなどのアイテムが見つかったことが逮捕の大きなきっかけになったという。

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