健康テストを受けた男性、ジョギング中に心臓発作を起こして死亡 不合格の場合海軍除隊を通告されていた

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 心地よい秋晴れが続き、スポーツには絶好の季節が到来している日本だが、海外ではジョギング中に突然倒れ命を落としてしまった人がいる。

 イギリス南部フェアラムの海軍訓練施設で、健康テストを受けた海軍の男性が、ジョギング中に心臓発作を起こし死亡していたことが分かった。海外ニュースサイト『Daily Mail』『Express』などが10月26日までに報じた。

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 報道によると2020年11月16日、海軍所属の当時53歳の男性隊員が健康適性テストを受けたという。健康テストはリーダーシップコースと称する昇進審査も兼ね、障害物コース、長距離走、チームビルディングエクササイズなどの項目をクリアする必要があった。男性の上司からは健康テストに合格しなければ「除隊にする」と通告されていたそうだ。

 男性はウォームアップのジョギング中、4周目で突然倒れたという。救急車が呼ばれるも、男性はその場で死亡が確認された。最近になって男性の死因審問が開かれ、そこで男性の死因が心臓発作であることが分かった。

 健康テストを受ける前に男性を診察した軍医によると、男性は不安障害など精神的な疾患を抱えていた。ただ、身体的にはテストを受けても問題ない状態だったという。

 しかし別の病理学の女性医師は、男性が喫煙者で心臓の状態も良くなかったとし、男性は虚血性心疾患による心臓発作を起こしたと主張した。虚血性心疾患とは、動脈硬化などで冠動脈が狭くなる、または血栓で詰まるなどして、心臓に血液がいかなくなる命に関わる疾患だ。女性医師は「心臓の状態が悪く、しばらく運動をしていない男性のような人が、突然激しい運動をすれば心臓発作のリスクは高い」と話している。

 海軍での男性は、軍曹代理ランクで中間管理職だった。後輩を指導する立場で、普段からそこまで激しい運動をしていなかったとみられる。男性の妻によると、男性は健康テストを受けることに極度の不安を感じていたという。

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