阪神・藤浪、メジャー移籍には1か月半かかる? ポスティング申請を遅らせた代理人の策略は

| リアルライブ
藤浪晋太郎

その先にあるものは――。阪神・藤浪晋太郎がポスティングシステムによる移籍交渉の手続きを申請し、受理された。ここまでは予定通りだろう。藤浪は11月26日に行われた「ファン感謝デー2022」で、12月1日の申請を明かしていた。 

 「今オフの米FA市場は大物選手も多いので、近年、成績不振だった藤浪との交渉は後の方になります。申請を遅らせたのは、代理人を務めるスコット・ボラス氏の作戦でしょう」(在阪記者) 

 阪神・岡田新監督、守護神は日替わり? 来季序盤の戦略は岩崎・新助っ人がキーマンか

 藤浪はMLB全30球団と交渉できるが、「45日間」という期限がある。少しでも有利な条件を勝ち取るため、ボラス氏は期限ギリギリまで粘るとの見方もされている。 

 「マイナーリーグでの契約になる可能性もあります。スプリングキャンプ、オープン戦で結果を出すことができたら、メジャーリーグに昇格するような…」 

 MLB中継の解説も務める日本のプロ野球解説者がそう予想していた。 

 まさに、藤浪の運命は「代理人の交渉力次第」で変わるわけだ。しかし、そのボラス氏はアメリカ現地で“意味シンなこと”も話していた。 

 「球が速く、スプリットを持っていることが重要。そういう投手の需要は大きい」 

 11月9日(現地時間)、ボラス氏はネバダ州ラスベガスで開かれたゼネラルマネジャー会議に参加した。そこで、米国では無名の藤浪について聞かれ、そう答えたそうだ。 

 ボラス氏はさらに「藤浪は速球とスプリットを持つ投手のカテゴリーに入る。シーズン最後の3、4か月間で大きく向上した」とも訴えたという。だが、その場にいた米メディア陣はボラス氏の説明にこう首を傾げていた。

ピックアップ PR 
ランキング
総合
スポーツ