「この絵の謎が解けますか? これは今から13年前とあるブログにアップされた絵です
一見、普通の人物画に見えますが実はこれらの絵にはある『仕掛け』が施されているのです
その仕掛けが明らかになったとき恐ろしい事実が判明します」
変換された機械的な声でメッセージが読み上げられたあと、「こんにちは 雨穴(うけつ)です」と姿を現したのは、不気味な白い仮面をつけ、全身を黒い衣装で包んだ人物。
この人物こそが、現在“謎の覆面ホラー作家”として注目を集めている雨穴(うけつ)氏だ。
「ホラーやミステリーなどの怪談動画をアップしている雨穴氏のYouTubeチャンネルの登録者数は、12月9日現在で73万人。素顔もプロフィールもいっさい非公開ですが、その動画のクオリティの高さから、圧倒的な支持を得ています。10月20日に双葉社から出版された小説『変な絵』は、予約開始日にAmazon総合ランキングで1位に輝き、32万部を突破しています」(専門誌記者)
冒頭の言葉は、小説『変な絵』第1章の動画を雨穴氏がYouTubeで公開したもの。とにかく引き込まれる謎の数々と展開で、読者を魅了しているという。
「出版社によると、小説のオファーから完成するまですべてのやりとりをSNSとWEB会議システムで行ない、WEB会議で雨穴氏は顔が映らないようビデオ機能をオフにしていたそうで、正体はまったくわからない。リアルガチの覆面作家ということから、世界各地の壁や道路に作品を残すなど、イギリスを拠点とする匿名アーティスト・バンクシーになぞらえ、"出版界のバンクシー"と呼ばれています」(前同)
そんな雨穴氏に注目したのが、当代きってのテレビタレントのマツコ・デラックス(50)の番組だった。