玉川徹氏、「専業主婦はわざわざ働かない」発言に批判殺到「ひどい暴言」

Photo by BrianMcguffog(写真はイメージです)

 2月15日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)に、テレビ朝日報道局員の玉川徹氏(60)が出演。その発言内容に批判が殺到している。

 この日は、女性の活躍を阻む“働き損”ともいわれる「年収の壁」と「中小企業の育休取得の実態」について特集。現在、配偶者の年収が103万円を超えると本人に所得税が発生し、配偶者手当や家族手当がなくなったり、配偶者控除が受けられなくなるという仕組み。

 さらに、従業員101人以上を抱える会社で働く場合は年収が106万円年収、従業員が100人以下の中小企業で働く場合は130万円を超えると従業員が100人以下の中小企業で働く場合も社会保険料の負担が生じる。その結果、「年収の壁」を超えると手取り額が減少する「働き損」になるケースがあり問題になっている。

 一方で「配偶者控除」があることに対し、独身者からは「不平等」との声もあり、玉川氏も「僕、家族いないので家族手当出てないわけで、すでに不平等ですよね。僕と同じだけ働く人がいたとして、その人には仕事を持たない奥さんがいた場合と僕とで比べると、彼には手当が出て、僕は出ない。この制度が不平等だ」と訴え。世帯収入をあげたければ「妻がいっぱい働けばいい」と主張した。

 さらに、“共働き世帯”と“専業主婦世帯”の話に及ぶと、玉川氏は「独身者からすると、変だなと思うのは、結婚して例えば妻が働いてないというのは、その家の自由ですよね」「それ、選んでやってるわけですよね。働こうとすれば働ける人もいるのに、わざわざ働かないでいるわけでしょ。そこに対して、『手当もらえない』って(笑)。じゃぁ僕ずっともらってないですよ」と、独身者ならではの持論を展開。

 その後、他国の政策を持ち出し「言い訳できなくらい働け」ともコメントしていた。

 これに視聴者から「玉川さん酷い暴言だねwww実際問題 あなたは子育て、介護したことあるのか……。自分の親を介護してみろよ。それで普通に外で働けるのか実践してみてくれ!!」「玉川さんもあの年代の高齢男性によくある『専業主婦は亭主が働いているあいだに高級なランチを食べてる』幻想なのかな」「国の制度によって振り回されてる立場の人に対して、独り身はもらってないから不公平って、玉川さんの発想、あまりに貧困すぎ」「妻いっぱい働けって…家事育児、介護まで奥さんやったらヘトヘトよ…」「働いてない女性は言い訳する為に専業主婦してるって?w酷い暴言…」「働きたくても働けない層って山ほどいるのよ。保育園なんていまだに好きに入れないし。介護してる人も小さい子育ててる人も気軽に働ける社会なら家族手当とか控除とかいらないと思うよ」と批判が殺到している。

「問題になっているのは、共働きの予定が保育園が見つからなかったり急に介護をすることになったりなど様々な理由から、時短勤務やパート、退職を余儀なくされ『働きたいのに働けない』というジレンマに陥っている人たちなので、玉川氏の主張は全くあてになりません。現代社会において、玉川氏が言うように好きで専業主婦をしている人たちはそもそも手当がなくても困らない世帯がほとんど。玉川氏の想像している専業主婦世帯はひと昔前のものですよ」(政治記者)

 今回の発言は、多くの専業主婦を敵に回してしまったようだ。

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