春のドライブで油断したらドライバーは撃沈!?「半固定式」や「神出鬼没の移動式」も!動くオービスにご用心

| 日刊大衆
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 春真っ盛りの行楽シーズン、ドライブ旅行などを計画中の読者諸兄も多いことだろう。

「ただ、スピードの出し過ぎには注意しましょう。近年、速度違反自動取締装置、通称“オービス”の種類が増えて高性能化しているんです。スピード違反の検挙数そのものは減っているものの、オービスの取締りによる検挙数は増えているといわれています」(全国紙社会部記者)

 長年、交通違反と取締りの取材と研究を続けている交通ジャーナリストの今井亮一氏が解説する。

「以前は、オービスといえば、同じ場所に常設された“固定式”と呼ばれるものが主流で、今も数多く設置されています。しかし、10年ほど前から、固定されていない新たな形式のものが出てきたんです」

 いわば“動くオービス”が、増えてきたというわけだ。その中の一つが“半固定式”タイプだ。

「基本的には、高速道路の何か所かに設置できる環境を設けて、今日はA地点なら、次はB地点とランダムに移動させるものです。設置場所はある程度、限定されますが、従来の固定式よりは、抜き打ち度合いが高くなっています」(前同)

 また、従来は設置が難しかった一般道にもオービスが進出。いわゆる“移動式”と分類されるタイプで、近年、『ゾーン30』といわれる、30キロの速度制限が設けられた生活道路などでの取締りに、活用されている。

「“移動式”は俗称で、警察では“可搬式”と呼ばれます。従来のオービスは一般道路で超過が時速30キロ以上の赤切符(告知票・免許証保管証)の違反を取り締まるものでした。しかし、可搬式の登場で、青切符(交通反則告知書)の違反もスムーズに取り締まれるようになったんです」(同)

 もっとも、移動式(可搬式)はメーカーの違いにより性能に差があるという。

「国内では、1割程度のシェアしかありませんが、スウェーデンの『SGG』のオービスは、“トラッキングレーダー”という方式の高性能タイプです。これを採用している千葉県警は、2021年の撮影枚数が全国トップでした」(同)

 この続きは現在発売中の『週刊大衆』4月17日号で。

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