小学校のバス運転手、「急ブレーキ」で騒ぐ児童に注意 親の抗議で解雇、虐待容疑で警察沙汰に

| リアルライブ
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 小学生くらいの子どもは、元気いっぱいで何かと手のかかる存在だ。海外では言うことを聞かせようと取った行動が原因で、警察沙汰になってしまった人がいる。

 アメリカ・コロラド州で、小学生らを乗せたバスを運転していた男が故意に急ブレーキを踏み、児童らが座席に頭をぶつけるなどした件で、警察が虐待の疑いで運転手の男を起訴した。海外ニュースサイト『New York Post』『ABC 7』などが4月25日までに報じた。

 報道によると3月1日、61歳の男は小学校の通学バスを運転して、授業を終えた児童らを送迎していたという。男は約5か月前の2022年10月に、同州ダグラス郡地区の学校バスの運転手として採用された。男は研修期間を終えて、最近勤務を始めたところだったという。

 ​送迎中バス内で子どもが大暴れ、到着遅れで激怒した母親がバスの運転手を殴る​​​

 この日、男がバスを運転中、子どもたちが車内で騒ぎ始めたそうだ。バスには幼稚園児から小学6年生まで30人ほどが乗っていた。男の話では座席にきちんと座らず、席を立つ子もいたという。男が何度か注意するも、子どもたちは聞かなかったそうだ。男は「座席にきちんと座ってください。どんなに危ないか知りたいか?」などとアナウンスし、故意にブレーキを踏んでバスを急停止させた。

 突然の急停止により、座席や窓に頭をぶつけた児童が多数いたそうだ。直後に男は「ほら、これで分かったかな? 前を向いてきちんと座ってください」などとアナウンスしたそうだ。

 車内は騒然とし、バスの中から携帯電話で親に連絡して報告をする子、バスを降りた直後、迎えに来ていた父親に抱き着き泣き出す子までいたそうだ。4年生の男児の母親によると、男児は前方座席に頭をぶつけて、首や頭部に痛みがあるという。男児が病院に行ったかは語られていない。

 学校側は複数の両親から、運転手の行動について報告を受けたという。内部調査を実施した学校は、バス内の監視カメラの映像を確認。男が故意にブレーキを踏んだと確認できたため、学校側は、男を解雇したという。さらに警察に通報した様子。

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