コロナ禍も収束に向かう中、日本各地の繁華街にも活気が戻りつつある。
「その一つが秋葉原です。今やアニメなどのクールジャパン文化は、世界共通の人気コンテンツ。コロナの水際措置も終了し、再び多くの外国人が押し寄せています」(全国紙社会部記者)
だが、その日本を代表する観光地で、ボッタクリ行為が横行しているそんな情報をキャッチした本誌記者は5月中旬のある日の午後、秋葉原に直行した。
秋葉原駅の電気街口から出て中央通りを歩き、通称「メイド通り」といわれる一角を目指す。道すがら、ミニスカメイド姿のかわいらしい女の子がズラリと並び、店のビラを配ったり、声をかけたりしている。その一人に導かれ、一軒のメイドカフェに突入した。
「おかえりなさいませぇ、ご主人様」
迎え入れてくれたのは、藤田ニコル似の真白ちゃん(仮名・21)。おっとりとした雰囲気の彼女だが、気を緩めてはいけない。彼女が“魔性のメイド”である可能性もあるのだ。
「このあたりって、ボッタクリが多いって本当?」
1杯550円のコーラを飲みながら、尋ねると、
「え〜やだぁ、そんなことしないですよ、プンプン」
「でも、ネット記事にもなっていたよ」
「あのね、それって、たぶん“コンカフェ”ですよ」
裏社会ネタに詳しいジャーナリストの石原行雄氏が、こう解説する。
「今や、給仕してもらって楽しむ、普通のメイドカフェは少数派で、コンセプトを決めた女性が接客するコンカフェ(コンセプトカフェ)が増えています。カフェと言いながらガールズバー形態の店も多く、中にはボッタクリ系の呼び込みをしている店があるんです」
真白ちゃんに別れを告げ、再び路上に舞い戻った記者。
「かわいいお姫様のいるコンカフェ、いかがですか?」
と、猫耳をつけた、みちょぱ似の美女が声をかけてきた。導かれるまま、ビルの2階にある店内に入ると、料金は40分3000円で飲み放題。1杯目のビールを飲む際、さっそく彼女から、おねだりが入った……。
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