今年は7月30日の“土用の丑の日”。季節の変わり目を指す「土用」の期間には、
「う(丑)」のつくものを食べて精をつけるという風習から、江戸時代、夏バテ防止にうなぎを食べる習慣が生まれたという。
■値上げの波を受け
暑い夏を乗り切る強い味方、“うなぎ”だが、値上げの波を受け、今年は価格が2割ほど上昇している。
「都内のちょっとした店でうな重を食べると、並で4000円前後。よく行く墨田区の店も今年から500円値上げしていて、ショックでした」(50代営業マン)
今や、うなぎは庶民に手が届かない“超高級食”になりつつあるようだ。
「それならば、牛丼屋など、大手チェーン店のうなぎに注目しましょう! お手頃価格で、メニューが豊富なので、私もよく利用しています。特に暑くなる、これからの季節は、うなぎを食べて精をつけると、夏バテ予防になるので、オススメですよ」
こう力説するのは、アスリートフードマイスターの資格を持つ、管理栄養士の松田真紀氏。今回は、スタミナ食のプロである同氏協力のもと、大手チェーン5社の商品を実食調査。食べ得の逸品を紹介しよう!
■牛丼の吉野家で!
まずは、牛丼の吉野家が提供する『鰻重牛小鉢セット 一枚盛』(税込み1512円)。
「うなぎの身がふっくらしていて、ごはんとの相性が抜群。さらに、牛丼の具が入った小鉢、みそ汁、おしんこがつくので、専門店の定食のような贅沢な食べ心地でした」(松田氏)
前述の通り、うなぎは栄養満点で、男にとってうれしい健康効果もあるという。
「うなぎに含まれる“亜鉛”が代謝を促して、体に活力を与えます。さらに、精力維持に関わる男性ホルモン“テストステロン”の分泌を助けるので、まさに、食べる精力剤です」(前同)
■オリジン弁当、なか卯も
ED予防になるうなぎをおなかいっぱい食べたい人は、次の2店舗がオススメ。