27日、ベラルーシのルカシェンコ大統領は、民間軍事会社ワグネルが反乱を起こしたとき、プーチン大統領と電話で話し「私はプーチン大統領が、プリゴジン氏に対し残酷な決定をくだそうとしているのを知った」と語った。
残酷な決定とは何か? プリゴジン暗殺もしくは武力によるワグネル壊滅であると想像できる。
反乱を知ったプーチンは、自分の飼い犬と思っていたプリゴジン氏に電話をしたが、プリゴジン氏は出なかった。プーチンは飼い犬に無視されたのである。
ルカシェンコ大統領は、なんとかプーチン大統領を「残酷な決定」を思いとどまらせ、プリゴジン氏に電話で交渉し、そして成功した。
ロシアのロフトフ州に進軍したワグネルは、軍事施設を占拠すると、民からの大歓迎を受けた。ワグネルに抵抗するだけの軍隊がおらず、右派の市民を中心にプリゴジン氏もワグネルも大人気であることが証明された。
ワグネルはさらに北にあるボロネジ州に進軍、ここもあっさり占拠。
自分に反抗する軍が市民に歓迎される映像をプーチンも観たはずだ。彼の心中はいかばかりか。おそらく恐怖と怒りに囚われたことだろう。
一方、NATO諸国はワグネルの反乱を、何日か前に察知しており、緊急に対策を練っていた。それは「ワグネルがモスクワまで進軍するか」などと言ったものではなく「ワグネルが核兵器を入手したらどうするか」が中心であったという。一時ワグネルが占拠したロストフ州には、核兵器の軍事施設があるのだ。
いまでも、快進撃を続けていたワグネルが、モスクワから200キロの地点で急停止し、そして反転したのは「その目的を達したからでは?」と推測する識者がいるくらいだ。
万が一そうなったら、テロ組織が核兵器を持ったという最悪のシナリオが考えられる。そして今回の事件で反乱軍が核を狙うことも可能であることがあらわになってしまった。
さて、ワグネルの反乱で、弱体化していることを世界にさらしたプーチン政権だが、今回ワグネルに同調して行動した軍人も政治家も民間組織もいなかったことも事実だ。その点では、プーチンはほっとしたに違いない。
「おぐらが斬る!」ワグネルの狙いは核兵器の奪取? プーチンのプライドはズタズタ
2023.06.28 22:01
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