2023年第1四半期の中国EV市場における販売量を発表〜補助金カットにも関わらず、前年同期比29%成長〜

| バリュープレス
Counterpoint Technology Market Research Limitedのプレスリリース画像

カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチ (英文名: Counterpoint Technology Market Research 以下、カウンターポイント社)は、中国の乗用電気自動車*(EV)の販売は、2023年第1四半期に前年同期比29%成長したという調査結果を含むChina Passenger Electric Vehicle Model Sales Trackerによる最新調査を発表致しました。

バッテリー駆動EV(BEV)が販売量の70%近くを占め、プラグインハイブリッドEV(PHEV)の販売は、前年同期比88%の目覚ましい伸びを示しました。この様に、最近の中国では、PHEVの人気が高まっています。BYDは前年同期比79%の販売の伸びと、9.8%ポイントのシェア拡大で首位をキープしました。トップ10グループの計28社の販売合計が、乗用EV販売全体の80%を超えています。

中国EV市場動向に関して、カウンターポイント社シニアリサーチアナリストSoumen Mandal氏は次の通り述べています。
「13年続いた新エネルギー車(NEV)に対する購入補助金制度が打ち切られたことに加えて、テスラが引き金となった価格戦争と相まって、中国国内のEVスタートアップに悪影響を与えた。特に、スマートEVのメーカーであるNIO、Xpeng、Netaなどは前四半期と比較して売上高が残念な結果となった。海外メーカーのVolkswagen、BMW、Mercedes-Benz、Tesla、Hyundai、Nissanなどは、各社合わせて昨年比4%ポイントの市場シェアを落としたが、その中でTeslaは例外で好調な結果を残している。その他の海外メーカーは中国国内メーカーとの競争で優位に立つことに苦労している。さらに、BYD Auto、Dongfeng Motors、FAW、Great Wall Motors、Geely Autoなどの中国メーカーは国内市場に飽き足らず、欧州、中南米、アジア太平洋地域に事業を拡大しようとしている。

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