2023年10月から導入されるインボイス制度はフリーランスや個人事業主にとって悩みの種。手取り収入が減ってしまう人は多いはずだ。
インボイス制度導入後もこれまでの手取り収入を確保したかったら、売上を増やすのが大前提。ただ、それと同時にやるべきなのが「経費を見直すこと」である。事業者が思っているより、経費として認められる出費は多い。これを熟知することで、課税所得を圧縮でき、所得税を抑えられる可能性がある。
『税金でこれ以上損をしない方法 40歳で資産1億円を達成した税理士がやった「手取りを増やす」全テクニック』(永江将典著、翔泳社刊)はフリーランスや個人事業主向けに節税のテクニックを指南。手取り収入を増やすアドバイスをしている。
もっとも手っ取り早いのは、先述のように経費を見直してみること。
経費の定義は「仕事をする上で直接必要なお金」である。それもあって、仕入れにかかったお金やシステム使用料だけが「経費」だと思っている人は案外多い。
ただ、ミュージシャンであれば音楽活動に使う楽器は経費だし、フリーランスのエンジニアであれば仕事で使うパソコンは経費である。もちろん、あれもこれも全部経費にできるわけではないが、経費として認められるものは思ったよりも広く存在する。大切なことはその原則とルールを理解することだ。
◾️家賃の経費計上 「青色申告」と「白色申告」のルールとはフリーランスや個人事業主の場合、オフィスを借りず自宅で仕事をしている人は多いはず。この場合、家賃の一定割合を経費とすることができるが、ここにはルールが存在する。
確定申告を「青色申告」で行う場合、自宅の中でオフィスとして使っている部分の割合に応じて、家賃を経費として計上できる。普段自宅の一室でデスクワークをするフリーランスが3部屋ある自宅の家賃すべてを経費にすることはできない。
ただ、こんなユニークな例もある。