猛暑と値上げが列島を襲った今夏。秋に向けて暑さは和らぐ一方で、値上げラッシュは加速の一途だ。
「総務省は、8月の消費者物価指数が、全体では昨年同月比3.1%の上昇、外食のハンバーガーに限ると、13.4%上昇したことを発表しました。原材料、光熱費、人件費などの高騰が影響したと見られ、今後も、外食の値上げ傾向は続く見通しです」(経済評論家)
ファイナンシャルプランナーの資格を持つ、節約アドバイザーの丸山晴美氏も、次のように言う。
「7月に、『マクドナルド』が都心部を中心に最大90円の値上げをするなど、ファストフードでも客単価が1000円を超える時代に突入しました。外食は贅沢と心がけないと、家計を圧迫してしまいます」
とはいえ、これからも外食を楽しみたいのが本音。そこで、丸山氏が教えてくれたのが、毎月、決まった日に、お得なサービスが受けられる飲食店の“特定日サービス”だ。
「たとえば、京都発祥のラーメンチェ―ン『天下一品』は、毎年10月1日に、ラーメン1杯無料券を配布する“天下一品の日”を開催しています」(前同)
今回は、丸山氏協力のもと、全国の飲食チェーンが実施する割引サービスを徹底調査。本文で、お得なものを一挙に紹介しよう。
まずは、冒頭で述べた特定日サービスから。
「業種や店名に由来のある数字の日は、要チェックです。たとえば、毎月29日は“肉の日”として、ステーキ店や焼肉店などで、割引や、スペシャルメニューの提供が行われます」(同)
その代表格が、ひとり焼肉でおなじみの『焼肉ライク』だ。
「毎月9のつく日に、一人一点限りで黒毛和牛カルビを半額で提供しています。このサービスで、最大740円もお得になるんです。単品だけでなく、ごはん、スープ、キムチがついたセット注文も可能なので、魅力的です」(グルメ誌記者)
■『丸亀製麺』は1日、『ケンタッキーフライドチキン』は28日
ファストフードなど、身近なチェーン店にも特定日サービスがあるので、目を光らせておこう。