上岡龍太郎、陳建一、ムツゴロウ…2023年逝去スターの遺した「元気になる名言」

| 日刊大衆
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 多くの巨星たちが逝去した2023年。年の終わりに、スターたちを偲びつつ、生前に遺した“元気になる”名言を紹介しよう。

〈死ぬには、間がある。この間があるということを、けっして、おろそかにしてはいけない〉

 元タレントの上岡龍太郎(享年81)の言葉だ。芸能レポーターの城下尊之氏が解説する。

「上岡さんは笑いに関しては天才的な方でしたが、そのわりに早く引退された。働くのをやめて、貯蓄と年金だけで、リタイア生活を目いっぱい楽しむという選択をしたんです」

 収入は減るが、必死に仕事をすることだけが“間”の過ごし方ではないという考え方は、上岡らしかった。

 対照的に、死ぬまで天職をまっとうしたのが、料理人の陳建一(享年67)。彼が遺した言葉は〈悔しいと思うだけじゃ、いつまでも負けるわな〉。『料理の鉄人』(フジテレビ系)で戦い続けた“中華の鉄人”らしい人生エールである。

「陳さんは、“料理の世界に終わりはない”と考え、晩年まで厨房に立ち、探求を続けました」(芸能記者)

 西鉄ライオンズの黄金時代の主力打者で、名指導者だった“怪童”中西太(享年90)も、長く現場に立ち続けた。

 そんな中西の座右の銘が、〈何苦楚〉である。

「“何事も苦しいときが、自分の礎をつくる”といった意味が込められているんですね。この言葉は、愛弟子でMLBでも活躍した田口壮や岩村明憲に受け継がれています」(球界関係者)

 “ムツゴロウ”こと畑正憲(享年87)には、作家、動物研究家など複数の顔があった。『週刊大衆』読者なら雀士としての活動もご存じだろう。

 そんなマルチ人間は、著書『ムツゴロウの麻雀記』(徳間書店)で、このように記している。

〈有益なこと、金になることを、ぶったおれるまでやれる男はたくさんいるけれど、無益の役立たずのことを、倒れるまでやれる男は滅多にいないんだ。麻雀をとことんやって死ぬなんてえのは、人間らしい、はなばなしい死なんだぞ〉

 現在発売中の『週刊大衆』12月25日・1月1日号では、このほかにもスターたちの名言を多く掲載している。

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