薬物依存症治療の新たな道:名古屋麻酔科クリニックのケタミン点滴療法 2024年初よりSUDに適応

| バリュープレス
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薬物依存症(物質使用障害 SUD)は、アルコール、抗不安薬、大麻、オピオイドなど多岐にわたる薬物が引き起こす複雑な障害であり、全世界的に新しいアプローチが求められています。近年、ケタミン点滴療法がこの課題に新たな可能性をもたらし、治療法のパラダイムが変化しつつあることが明らかになっています。名古屋麻酔科クリニックでは2024年1月1日より新たにSUDに対してケタミン点滴療法を開始いたします。

物質使用障害(Substance Use Disorder, SUD)は、健康や社会的機能に悪影響を及ぼす状態を指します。依存症や中毒症状、物質誘発性精神障害などが含まれ、アルコール、ベンゾジアゼピン、大麻、コカイン、オピオイドなどが関連しています。
【原因薬物一覧】
1.アルコール
2.抗不安薬と鎮静薬
3.カフェイン
4.大麻(マリファナと合成カンナビノイドを含む)
5.幻覚剤(LSD、フェンシクリジン、シロシビン、3,4-メチレンジオキシメタンフェタミン[MDMA]など)
6.有機溶剤(塗料用シンナーや特定の接着剤など)
7.オピオイド(フェンタニル、モルヒネ、オキシコドンなど)
8.中枢刺激薬(アンフェタミン類やコカインなど)
9.タバコ
10.その他(タンパク質同化ステロイドとその他のよく乱用される物質を含む)

物質使用障害は世界的な公衆衛生上の深刻な問題となっており、健康への影響、心理的な問題、社会的影響、治療の難しさ、経済的負担、社会的スティグマなどが挙げられます。

【アメリカの現状】
2020年時点で、12歳以上のアメリカ人のうち、現在の違法薬物使用者は3,730万9,000人であり、前年比で3.8%増加しています。アルコールの摂取者は1億3,852万2,000人であり、その中でアルコール使用障害を抱える人が2,832万人に上ります。違法薬物使用者の25.4%が薬物障害を患っており、その中で24.7%がオピオイド障害を患っています。

【日本の現状】
日本でもアルコール依存症は1%に上り、生涯経験者数は男性94万人、女性13万人。

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