女は婚姻によって無能力者となる!?「明治民法」で大きく変わった、日本での結婚のあり方

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女は婚姻によって無能力者となる!?「明治民法」で大きく変わった、日本での結婚のあり方

幕末の動乱期を経て、社会の精度やさまざまな文化において大きな変化が起きた激動の時代、明治。日本の近代の幕開けとも言えるこの時代ですが、人々の「結婚」にも大きな変化が起こりました。

それは、明治民法の制定。

今回の記事では、そんな明治民法を中心に、人々の結婚や家族というものにどのような影響を与えたのかについて、迫ってみたいと思います。

江戸時代までの夫婦の方が自由だった!?

江戸時代の武家の結婚は簡単じゃなかった。幕府の許可も必要だった

江戸時代の庶民の結婚は、ほとんどが夫婦共働き、夫婦別姓、夫婦別財産と、夫婦がお互いに自立していたと考えられます。

経済的にも精神的にも対等な関係に近く、夫が妻の財産(物)を勝手に売ってしまうということはできませんでした。また、江戸時代は離婚率が高かったと言われています。

再婚は男女ともに可能で、「結婚したらその相手と一生添い遂げる」という概念はなかったと考えられています。

大きな変化をもたらした明治民法

明治時代になったからといって、いきなり結婚の形が変わったわけではありません。

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