シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Oさん(滋賀県・50代女性)
若いころ、Oさんは職場で取り上の先輩に"目の敵"にされていたという。
それでも何とか人間関係を改善したいと思い、飲み会に参加したのだが......。
<Oさんの体験談>
20代前半の時に初めて就職した洋服屋で、仕事は覚えられず、職場の人とも上手くいかずで毎日悩んでいました。
ついには些細な行き違いからひと回り年上の先輩に目の敵のようにされてしまい、どうしたらうまくいくのか、どうしたら円滑に皆とやっていけるのか、と行き詰まっていました。
反対側の席から大きな声で...なんとか状況が好転すれば、と職場の飲み会には毎度参加していました。
その日の私の席は端で、反対側の一番遠いところに、特に馬の合わない先輩数人が着席。すると、飲み会の終わり間際で皆が酔っ払った頃に、反対側の席から私に大きな声で呼び掛け、2人の先輩が私の未熟な点を発表しだしたのです。
十数人いた参加者は皆それに注目。隣に座っていたムードメーカーの先輩が「飲み過ぎだ」と話を遮ってくれましたが、私は「なぜここにいるのだろう」「なぜ皆の前で晒し者にされているのだろう」と悲しい気持ちでいっぱいになり、いたたまれなくなって先に帰ってしまいました。
六本木から初台の駅の少し先までタクシーに乗ったのですが、車内では涙が止まらず、約15分ちょっとの距離を走る間ずーっと泣いていました。
そんな私に、運転手さんは少し困ったような感じで声を掛けてきたんです。