シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Uさん(岡山県)
Uさんの妻が高速道路を車で走っていると、自宅に居る息子から連絡があった。
彼は震える声で、そばの家が燃えていることを伝えてきて......。
<Uさんの体験談>
その日、私は県外に出張中で、妻は車で東京に住む次男に会いに行っていました。
午後2時ごろ、高速道を運転中の妻に、家で留守番をしていた高校生の三男から電話が。彼は震える声でこう言ったそうです。
「隣が燃えている! もう火が移りそう! 猫二匹を連れて避難をする」「すぐに逃げてください!」
三男の連絡を受けた妻は慌てて高速道を降り、自宅へと来た道を急ぎました。
それから約20分後、最寄りのインターに着いた時に自宅方向に目をやると、上空では消防ヘリが旋回。その下には真っ黒な煙が大きく立ち昇っていて、妻は「もううちの家は助からないな」と覚悟したそうです。
しかし、熱で窓ガラスが割れるなどの被害はあったものの、懸命な消化活動のおかげで、幸いにも我が家への類焼は免れました。
あとで聞いた話では、この火災は工業高校に隣接する住宅街で発生したもので、当時午後の授業中だった同校の生徒さんが火事を発見したとのこと。