NASA探査機が月の上空で謎のサーフボード型の飛行物体と遭遇、その正体は?

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NASA探査機が月の上空で謎のサーフボード型の飛行物体と遭遇、その正体は?

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 NASAの月周回無人衛星「ルナー・リコネサンス・オービター(LRO)」が、月の上空を高速で移動する奇妙な物体と遭遇し、その画像を地球に届けた。

 画像には細長くてまるでサーフボードのような飛行物体がはっきりと映し出されている。

 一部メディアではマーベルのスーパーヒーロー「シルバーサーファー」に似ているとも伝えているが、NASAによるならUFOでもエイリアンの巨大構造物でもないという。

 はたしてこの謎めいた物体の正体とは? 答えはこの後すぐ!



・月の上空を飛行する細長い物体の正体は?
 NASAによれば、その正体は韓国航空宇宙研究院(KARI)の月探査機「タヌリ」だという。

 タヌリは、2022年に地球から月へと打ち上げられた同国初の宇宙探査機で、月を周回しながら永久影に隠された水の痕跡を探っている。

 この写真が撮影された時、LROとタヌリの両機はほぼ平行に飛行していた。そのおかげで、このような決定的瞬間が撮影されたのだ。

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・なぜこのような形になっていたのか?
 じつのところ、タヌリは細長いサーフボードのような形をしていない。それなのに、画像のような奇妙な姿をしているのは、LROとタヌリの速度差が原因だ。

 撮影の瞬間、LROとタヌリの両機には時速1万1500kmもの差があった。
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