シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Tさん(40代女性)
Tさんは、夫のDVから逃れるため、全く知らない街へ引っ越した。
子供を連れ、荷物は最低限。はじめは、生活に必要なものをそろえるところから始める必要があった。
しかし、新しい街は便利とは言えない場所で......。
<Tさんの体験談>
数年前、夫からのDVが原因で、子供と一緒に施設に保護されました。
自立するため、最低限の持ち物しか無い状態で全く知らない街に引っ越してきたのですが......。
切符が買えなくて...越して来て気がついたのは、交通が不便だということ。バスも電車も1時間に数本です。
しかも、買い物をしようにもクレジットカードを持っていなかったので、通販などで何かを取り寄せることも難しい状態でした。
仕方ないので隣の市までレンタカーを借りに行こうと元寄り駅までいったところ、切符を買うのに高額紙幣が使えません。細かいお金を持っていなかったのですが、崩そうにも駅の近くにお店もありません。
そこで、駅舎の隣にあったタクシー会社に両替をしてもらおうと入り、乗務員さんに両替をお願いしたものの、自分も持ち合わせていないから出来ないと言われて......。
困り果ててしまったのですが、その乗務員さんは「使いなよ」といって、隣の駅まで行く切符を買うための小銭を渡してくれたのです。
乗務員さんのおかげで、電車に乗り、借りた車で子供にご飯を買いに行き、生活に必要なものも揃えることができました。
その後すぐお金を帰しに行きましたが、改めて、あの時はありがとうございました。
知らない町で、知り合いもいない、手持ちのお金も無い、わたしに優しくしてくれて、ありがとうございました。