資金不足と平蔵の工夫
【前編】では、『鬼平犯科帳』で有名な長谷川平蔵が、犯罪者の刑務所兼更生施設でもあった人足寄場の設立のために尽力してきたことを説明しました。
※【前編】の記事↓
世界初の画期的な試み!江戸時代、鬼平・長谷川平蔵は犯罪者の更生施設「人足寄場」も設立していた!【前編】【後編】では、資金面での苦労とその成果について見ていきましょう。
平蔵は、ご存じの通り江戸の治安を守る特殊部隊・火付盗賊改の長官でした。一方、彼はその任に加えて、人足寄場の運営にもあたっています。
この施設の設置を提案したのは平蔵自身でしたが、多くの困難がありました。
最も苦慮したのは資金面でした。初年度の予算は米500俵、金500両だったのですが、翌年には幕府の財政難から米300俵、金300両に減り、4割も予算を削減されています。