コロナ禍以降、日本で円安が加速するなか、ちまたではある問題が深刻化しているという。それは「飲食店の看板」問題である。実はすでに値上げしたのにも関わらず、店外に掲示されている看板の値段が値上げ前のまま修正されておらず利用者が困惑する、という事態が多く発生している、というのだ。
例えば、ある食堂で「ラーメン600円」と大きく掲示された看板でも、実際に入店してみると、メニューが実際には700円に値上げしていたり、そもそものメニューが発売を休止したりするケースが相次いでいるのだ、という。
また、修正しても再度の値上げなどにより、当初はメニュー表を全面改修していたが、テープで修正するなど見た目を著しく損なう恐れがあるときは、そのまま放置してしまうパターンもあるという。店主が価格の修正作業を後回しにしてしまい、注文を受けてから口頭で現在の価格を伝えることもあるという。
この背景にあるのは、原材料の度重なる高騰などにより値上げされたことで料金が変わったのにも関わらず、看板を修正できる予算がない飲食店などに多いという。
看板と値段が違う商品を売り続けた場合、法律の観点では「不当景品類及び不当表示防止法」(景品表示法)という法律違反になり、罰則が科せられる可能性がある。だが、多くは数百円の誤差であるためか、そのまま放置されており利用客も物価高は理解しているため、あえて指摘しない人も少なくないという。
だが、近年はあまりに「看板を修正しない店」が多くなってしまったのか、ネットでは「看板と店の値段が違う!」「誤差が怖くて店に入れない」「最近、目に余るようになってきた」という声も多いようだ。
止まらない物価高。看板と実際の値段が違う「看板に偽りあり」という状況は、現在では驚くことではないのかもしれない。
物価上昇の波を受け飲食店で度重なる商品値上げ 「掲示されている値段と違う」飲食店側に罰則は
2025.11.04 20:00
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