昨年の大阪・関西万博の開幕から、約1年。「あの展示がよかったな」とか「アレ、おいしかったな」とか、懐かしく思い出している人もいるかもしれない。
そんな思い出をさらにはっきり、くっきりさせてくれる作品がX上に投稿され、話題になっている。
わに牧場@ダンボール工作(@waniwani696)というアカウントが2026年3月10日に投稿したのは、万博会場の写真......ではない。
ポストにはこんな言葉が添えられていた。
「息子が紙で作った万博会場のジオラマ。息子が撮った写真がまるで現地にいるみたいだったから見て欲しい!」
こ、これが、紙でできたジオラマ......!?
大屋根リングを中心に、無数のパビリオンが敷き詰められたその光景は、まるで上空から会場を見下ろしているかのようなのに......。
ポストを投稿した「わに牧場」は、高校生の吉田瑛士さんが手掛けたジオラマなどを、彼のお母さんが紹介するアカウント。
制作した瑛士さんとお母さんに、詳しい話を聞いた。
大屋根リング設計者も「素晴らしいです!!」万博会場ジオラマの素材は、ダンボールと紙、そしてスポンジ。
それだけで、あの複雑な形状のパビリオン群が1/2000スケールで再現されている。
制作にかかった期間は、なんと半年。Googleマップを参照しながら、一棟ずつパビリオンを作り上げていったそう。その根気たるや相当なものだ。
さらに制作途中の2025年8月には、現地にも足を運んだという瑛士さん。
「シングルマザーのため経済的に厳しく、私が連れて行ってやれなかった」と語るお母さんだったが、瑛士さんは自分のお金で夜行バスと万博のチケットを購入。自分の目で見てきたパビリオンを思い出しながら、その後も制作を続けたそうだ。