シンガーソングライターの福山雅治(57)が4月21日、自身のInstagramを更新し、通算13枚目となるオリジナルアルバムのリリースを発表した。投稿では、2026年9月9日に発売されることが明かされ、ティザービジュアルも同時に解禁された。
本作は、2020年12月に発売されたアルバム『AKIRA』以来、約5年9カ月ぶりとなる新作であり、長い年月を経て生み出された渾身の一枚となる。投稿内では、予約受付が4月24日からスタートすることも告知され、ファンの期待が一気に高まっている。
福山は長文のメッセージの中で、自身の音楽人生を振り返りながら、新作に込めた思いを丁寧に語った。「人生で本当に重要なのは、誰かに『なぜ』と聞かれたときに自分の言葉で説明できるかどうか」とし、その信念が衝動ではなく時間をかけてたどり着いた確信であると明かした。
10代の頃に「精神の自由」を求めて音楽と向き合い始めたことや、36年間にわたる創作活動の歩みについても触れ、「自分をシンガーソングライターに育ててくれたのはファン」と感謝の気持ちを表現した。また、音楽制作がいつしか自己救済の行為へと変化していった過程も率直に語っている。
前作『AKIRA』については、亡き父との記憶と向き合う「過去の自分への救済の旅」であったと振り返り、現在は父の享年を超えて生きる中で、創作の視点が未来へと向かっていることを明かした。その上で「数百年後の未来で自分の音楽が流れていたら」と想像し、作品に込めた普遍的な価値への思いをにじませた。
今回のアルバムには、映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の主題歌「想望」をはじめ、日本テレビ系『DayDay.』のテーマソング「万有引力」、ドラマ主題歌「拍手喝采」など近年発表された楽曲が収録される予定だ。さらに、稲葉浩志をゲストに迎えた「木星 feat. 稲葉浩志」や未発表音源も含まれ、充実した内容となる見込みだ。
また、東野圭吾原作の映画『ブラック・ショーマン』に書き下ろしたインストゥルメンタルテーマ曲「幻界」や、かつて演じた坂本龍馬の精神性を描いた楽曲「龍」など、多彩な楽曲群が並び、福山の創作の幅広さを感じさせる構成となっている。
コメント欄には「数百年後の未来も曲が聴かれていると想像するとワクワクする」「待ちに待ってました楽しみでたまらない」「楽曲よ永遠に」といった声が寄せられ、ファンの熱量の高さがうかがえる。
長い年月をかけて積み重ねてきた創造の集積ともいえる今回のアルバムは、過去と未来をつなぐ現在地から生まれた作品だ。福山が語るように、その音楽がどこまで遠くへ届くのか、多くの人々の関心を集めている。