混雑した電車の中で、幼い息子が大泣きを始めてしまった――。
若き日のHさん(投稿時:栃木県在住40代女性)は、焦りと申し訳なさで汗だくになっていた。
その時、隣に乗っていた中年男性客が......。
<Hさんからのおたより>
息子がまだ赤ちゃんの時、抱っこ紐をして叔母と3人で混んでいる総武線に立って乗っていると、息子がグズリ始め、そのうち大泣きし始めました。
私も焦り、汗でびっしょり。息子も汗だく......。
もうダメだ。次の駅で一旦降りようと思っていました。
隣の二人の中年男性客がその時、隣にいた2人の50代くらいのサラリーマン風の方が息子をあやしてくれたのです。
息子は泣きやまずヒートアップしましたが、一人の方がセンスで息子を扇いでくれて、それから私に貸してくれました。
息子の汗も止まりませんし、周りへの申し訳なさと焦りとで私までますます汗が止まらなくなり、お礼を言って扇子を返して降りようとしました。
するとその方は微笑みながら扇子を「あげるよ」と私にくれたのです。
私はお礼を言って電車を降りました。本当にあの時は気持ちが救われました!
そんな事もあり、大泣きしている子供に困っているお母さんを見ると、当時の事を思い出し、ついつい手を差し伸べてしまいます。
息子も20歳を過ぎ、あの時の感謝の気持ちをちゃんと伝えたいねと話しています。
あなたの「やさしい思い出」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」、あるいは「どんなもんだい!」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。