電車をもうすぐ降りなきゃならないのに、幼いわが子達がグッスリ眠ってしまった。
このままだと乗り過ごしてしまう。すると二人の若い男性が近づいてきた。
東京都在住の50代女性・wancoさんが3人の息子の子育て真っ最中だったころの思い出。
<wancoさんからのおたより>
子ども達も社会人になり、当時のことを思い出します。20年以上前のことです。
当時3歳、5歳、7歳の息子を連れて実家へ行き、千葉から乗った帰りの快速電車。
あと二駅で降りるという時に、息子達が寝てしまいました。
一生懸命起こすと、長男は寝たばかりだったのでウトウトしながらもなんとか起きてくれましたが、弟二人は全く起きてくれません。
いつもの私ならもしもに備えて東京行きに乗るのですが、その日は大丈夫と思い逗子行きに乗っていました。
このままだと、どこまで行ってしまうのか?
焦りに焦る私。
そのまま電車に乗って行ってしまったでも、あと一駅になった時にピカピカのスーツ姿の就活生とみられる、かばんに紙袋を持った二人のお兄さん達が近づいて来て、
「大丈夫ですか?どこで降りるんですか?」
と声をかけてくれました。
「次の駅で降ります」って言ったら、
「こっちの子はお母さんが抱っこして下さい。もう一人は僕が抱っこして、荷物はこいつが持ちますから。次の駅で降りますよ!」
そして次の駅で、一気ににみんなで降りてベンチに子どもを座らせてくれたと思ったら、そのままその電車に乗って行ってしまいました。
あの時はちゃんとお礼も言えなかった。
本当に本当に、ありがとうございました。