アスファルトの上に娘を寝かせ、救急車を待つ。
その間、神奈川県在住の30代女性・Oさんは不安で不安で仕方なかった。
しかしそこに、手を差し伸べてくれた人たちがいたという。
<Oさんからのおたより>
2026年1月の、ある金曜日のことです。この日は日中も曇り空で寒い一日でした。
普段通り仕事をしていると、娘の通う保育園から「発熱して元気がないのでお迎えを」との連絡が入りました。「朝は平熱で食欲も元気もあったのに...」と思いながら急いで保育園に向かいました。
保育園に着くと、思いのほか元気そうな娘の姿に安心しつつ、車に乗せて帰りました。
駐車場に到着すると...しかし、自宅近くの駐車場に到着すると、さっきまで元気そうだった娘の顔が青白く、ぐったりとしています。
これはただ事ではないと慌てて抱きかかえると、けいれんが始まってしまいました。
とにかく早く自宅に連れて帰らなければ、と必死で走ったのですが、けいれんを起こした娘の体はいつもよりずっしりと重く、少し走ったところでその場から動けなくなってしまいました。
仕方なく道端で119番通報をしました。
娘の熱性けいれん自体は過去に何度か経験したことがあり、救急車を呼んだこともあります。
しかし、今回は真冬の屋外。「私がしっかりしなければ」という強いプレッシャーと「一人で娘の命を守らなければ」という思い込みが、私を追い詰めていました。
電話口の指令員の方から「その場から動かさないでください」と指示を受け、冷たいアスファルトの上に娘を寝かせました。
救急車を待つ間、寒さと恐怖、そしてこの状況を一人で抱え込んでいるという不安で押しつぶされそうでした。
立ち尽くす私の前に現れたのはそこへ偶然通りかかった介護施設のスタッフと思われる方と、近所にお住まいと思われる方がそれぞれ「大丈夫ですか?」「お手伝いしますよ」と声をかけてくださったのです。