妊娠中、通勤ラッシュ時に駅の階段を上っていた私。「邪魔邪魔邪魔邪魔」と後ろの人に唱えられて(神奈川県・30代女性)

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妊娠中、通勤ラッシュ時に駅の階段を上っていた私。「邪魔邪魔邪魔邪魔」と後ろの人に唱えられて(神奈川県・30代女性)

<Mさんからのおたより>

去年の夏頃、妊娠して安定期に入る前のことです。

妊婦マークを付けていましたが席を譲られることもなく、まぁこんなものかな、と日々都内までの通勤ラッシュを過ごしていました。

その日は鞄を前に抱えながらホームまでの階段を登っていると、後ろにいた人から「邪魔邪魔邪魔邪魔」と唱えられ、前を譲りました。

妊娠以降、私の歩くスピードは速くはなかったかもしれませんが、単に混雑にイライラしていただけかと思います(鞄も前にしていたので、私が妊婦だと分かっていない)。

「ラッシュ時の通勤はやはり負担だな......」と思いながら乗車した電車の優先席には、ゲームに夢中な男性が座っていました。

隣に立った男性の視線が...

いつものことだから、とそのまま立っていましたが、後から乗車し隣に立った、金髪オールバック、サングラスをかけた今時の若い男性が、私の前に座っている男性に視線を送り始めました。

最初は気のせいかなと思っていましたが、段々私に席を譲るよう、視線で合図してくれていることが分かり、暫くしてそれに気付いた男性が、席を譲ってくれました。

初めての妊娠で不安も多いし、公共交通機関で良い思いをすることがなく、その上仕事も忙しくいっぱいいっぱいになっていた中、見ず知らずの若者の気遣いに緊張の糸が切れ、座ったまま静かに涙を拭い続けました。

その若い男性は、私が泣いていたことにも気付いていたと思います。

降車時に御礼を伝えた際、若い男性と目が合いましたが、サングラスの奥の優しい眼差しが、今でも忘れられません。

今年に入って無事に男の子を出産しました。

その若い男性とはもうお会いする機会はないかもしれませんが、子供が大きくなったら、このエピソードを教えてあげたいと思います。

どうもありがとうございました。

【このコーナーでは読者のみなさんからの投稿を紹介しています】

名前も知らない、どこにいるかもわからない......。

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