満員電車で痴漢の被害に遭った、当時18歳のYさん(投稿時:50代女性)。
声をあげられないうちに、どんどんエスカレートして......。
<Yさんからのおたより>
今から40年ほど前、18歳のころのことです。
田舎の高校を卒業し、地元から高田馬場の専門学校に通学していました。
そんなある日、朝7時台、とてもギュウギュウ詰めで、つり革につかまることも出来ないくらい混雑していた山手線の中で痴漢にあいました。
声をあげることもできなくて池袋を過ぎて、お尻を触られ始めました。若かった私は声をあげることも出来ません。
そのうち、その手が制服のスカートの中に入ってきて、ストッキングをつまんで破けたと思いました。
その時「あ」と声が出たんだと思います。
向かいに立っていた大学生らしい若い男性が「やめろよ」と言うのと同時に手は私から離れました。
ちょうど目白に着いてドアが開き、なだれのように外に出された私はホームでホッとして、その若い男性にお礼を言おうと探しましたが見当たらず、2本ほど見送り違う電車に乗り換えて学校に向かいました。
あの時は本当に助かりました。あのままだったら何をされていたかと思うと、恐ろしい気がします。助けていただいてありがとうございました。
今は50代後半になり、通勤で池袋・目白を通ります。時間帯も違うのであの頃のような混雑には当たりません。でも毎日思い出します。卑劣な痴漢と、助けてくれた人。
お礼が伝えられなかったかわりに、自分の周りで困っている人がいたら、声をかけて助けてあげるようにしています。
【このコーナーでは読者のみなさんからの投稿を紹介しています】
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」、あるいは「どんなもんだい!」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。