修学旅行で訪れた東京。慣れない場所で中学生たちは大慌て。
しかも、思わぬアクシデントまで発生して......。
群馬県在住の30代男性・Nさんの体験談。
<Nさんからのおたより>
今から約20年前、中学の修学旅行で東京の上野公園に来ていました。
現地に着いてからは班ごとに分かれて効率よく観光名所を巡るよう先生から指示がありました。
私たちの班は初めての場所で案内図を見ながら行動をしていましたが、そのうち想定してた時間配分をオーバーしていることに気が付きました。
のちに4針縫う怪我で「このままだとバスの集合時間に遅れる」と班長が言いだし、急いで刊行を切り上げて集合場所に向かうため、猛ダッシュ。
しかし、あっという間に集合時間が迫ってきてもうパニックです。
やがて大きな通りに出たところで、私がまさかの転倒。
膝から思いっきり転倒した為、痛みと出血も酷く(4針縫う怪我でした)私はすぐには立てず、その場でうずくまってしまいました。
私はもちろん、班の皆もオロオロするばかり。そこへ、スーツの女性が「どうしたの?」と声を掛けてきてくれました。
そして事情を説明するとバックからハンカチを取り出し、怪我している患部に巻いてくれました。
「これは新しいハンカチだから安心して。応急処置だから早く先生に報告した方が良いよ」
その人は立ち上がれない私に肩を貸してくれて、「あとは皆でこの子をサポートして行ってあげて」と言って、行ってしまいました。
服装的に恐らく仕事中だったのではないかと思います。
わざわざ新品のハンカチを出してくれ助けてくれたおかげで、無事に集合場所に到着することができました。
あの時、ちゃんとお名前や連絡先を聞いておかなかったことが心残りです。
あまりにも時間が経ちすぎてしまいましたが、あのご恩を忘れたことはありません。本当にありがとうございました。