母が入院し、少し遠い祖父の家から小学校に通っていたNさん(投稿時:茨城県在住・40代女性)。
学校帰りにバスを待つ時間は、寂しく不安なもので......。
<Nさんからのおたより>
小学生の頃、何度か母が体調を崩し入院してしまいました。
母が入院している間は祖父の家に預けられていたのですが、祖父の家と小学校の行き来はバスを乗り継がねばなりません。
乗り継ぎが上手く行かず、停留場でしばらく待つことが多々ありました。
寒さと空腹と不安で夏のうちはよかったのですが、冬になると日が短くなり、帰るころには停留場は真っ暗。
ある日、寒いしお腹は空くしで不安でいっぱいになってしまい泣きそうになっていました。
そんな中、女子高生二人が楽しそうに「たけのこの里」を食べながらバスを待っているのを見て、とてもうらやましく思っていました。
それに気づいたのか、女子高生二人が近寄ってきて「一人なの? 寒くない? 良かったらチョコ食べない?」と食べていたチョコをくれたのです。
最初は遠慮をして断っていたのですが、空腹には勝てずいただくことにしました。
お姉さんと話して、チョコを食べたことによって不安な気持ちが落ち着いたのを覚えています。
今まで食べたチョコの中で一番だな~と、何十年も経った今でも思い出します。
その後その停留場でお会いすることはありませんでしたが、あの時は話しかけて、チョコを下さり本当にありがとうございました。
【このコーナーでは読者のみなさんからの投稿を紹介しています】
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」、あるいは「どんなもんだい!」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」「親切自慢エピソード」「親切目撃談」などを募集している。
読者投稿フォームもしくは公式X(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのか、どんなことをしてしまい謝りたいのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
※本コラムではプライバシー配慮などのために体験談中の場所や固有名詞等の情報を変更している場合がありますので、あらかじめご了承ください