4月から放送されている『昼顔〜午後3時の〜』(TBS系)は今クール1位を独走している『HERO』(フジテレビ系)に次ぐ高視聴率ドラマとして、主に20代30代の女性からの支持が集まっている。
主人公演じる上戸彩と不倫仲間である吉瀬美智子の不倫が夫にバレ、修羅場が続いている現在はさらに視聴率が上がり、ストーリー展開と同様、最終回はどこまで数字が伸びるのかと大きく期待を膨らませている。
このドラマを現在進行形で不倫している人妻たちは、どう見ているのか。筆者の周囲に聞いてみると、漏れてくるのはこんな意見だ。
「吉瀬美智子が出会い系サイトで『昼顔』というハンドルネームで次々に知り合う男と恋愛をし、関係を持つ姿は異常に見えるし……そこまでばらさないで欲しいと思う。自分がしていることだけど、実際演じているのを見ると酷い女に見えてしまうから」(32歳・専業主婦)
そもそも『昼顔』という言葉は、1967年にフランスとイタリアの合作で作られ、ヴェネツィア国際映画祭の最高賞、金獅子賞を受賞した有名な映画のタイトルから来ている。主人公の若妻が医師である夫のおかげでセレブ生活をしているにも関わらず、余りある性欲を満たすために<昼顔>という名前で売春宿で働き始めたというストーリーだ。
現在の日本の「昼顔妻」たちはデートをするにも、細部までバッチリバレない工夫をしている。
「昼間のデートはもっぱら高速道路の路側帯や、夜は夜景の綺麗な橋の上。あそこなら車も一瞬で通り過ぎるからバレることも少ないし、夜景は全車両とも自分たちだけの世界に入ってるから周りを見ていない。もちろん気づかれないために車はデコっていないよ。ぬいぐるみを置いたり、マークをつけていると知り合いに覚えられてしまう。彼の車もナンバープレートに貼ってたミッキーのエンブレムを外してもらった」(34歳・専業主婦)
「デートの待ち合わせはいつも高速の大きなサービスエリア。2台で乗り付け、そこで1台の車に乗り込み、ホテルへ」(28歳・パート)
「ダイエットのためにと、夜8時半から週に4回ジムへ夜に行っている。ジムが終わる12時すぎに帰っても家族の誰も何もおかしいと思わない。もちろんジムへなんか行かず、彼とホテルに行くんだけど、アリバイ作りのために着ていないウェアをしっかり洗濯して干すきめ細やかさ(笑)。夜マラソンするっていって、そのまま彼の家に駆け込んでる友達もいます」(31歳・専業主婦)
それにしても、働く女性ならいざ知らず、専業主婦はいったいどんなところで知り合うのか。聞いてみると、出会い系という人は少なく、オンラインゲームで買えば数百円するアイテムをくれる男性と仲良くなり……、女友達といった居酒屋で隣になった男性と、友達の経営するスナックで知り合った男性と……など。
ドラマの『昼顔』でもそうだが、「女友達」というのが曲者で、不倫の隠れ蓑として最適なのだという。
「普段から家族ぐるみの付き合いをしている友人なら、夫も子供たちも信用しているから、2人で旅行とか飲みになんていっても、『たまには息抜きのために行っておいで』となる。そうなると2人してアリバイ作りをしてそれぞれデートに出かける」(33歳・パート)
こっそりデートをしているだけならかわいいかもしれないが、果ては不倫相手が経営する職場でパート社員として働いて、社長室で情事を繰り返す主婦もいた。
欲深く、周到な工作をほどこし不倫に勤しむ昼顔妻たち。知るも地獄、知らぬも地獄の現実がここにはある。
「彼とは高速道路の路肩でイチャイチャしてます。案外見られないものですよ」(28歳)
(取材・文/松村優子)