ハリウッド版『攻殻機動隊』、ヒロイン候補にあの意外な女優が浮上

 ハリウッドで、押井守監督の名作アニメ『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』の実写映画化企画のヒロイン役の候補が、米映画ニュースサイト『THE WRAP』で報じられました。

 名作アニメのハリウッド実写映画化といえば、『AKIRA』も『新世紀エヴァンゲリオン』も何年も前から企画されているのになかなか進んでいませんが、この『GHOST~』企画には、ちょっと期待したくなるポイントがあります。

 そのひとつは、今回報じられた、ヒロイン・草薙素子(くさなぎ・もとこ)役の候補がマーゴット・ロビーだということ。彼女は今年1月に日本で公開された、レオナルド・ディカプリオ主演の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』で、デカプリオの妻を演じた、オーストラリア生まれの24歳。この役が、美人なだけじゃなくて、エロいうえにメンタルも強いというキャラで、印象に残っている人も多いはず。次回作はワーナーの『ターザン』のジェーン役という注目株。すでにビッグネームの人気女優ではなく、この女優が候補なのがいい感じです。彼女ならハードボイルドでクールな素子をカッコよく演じてくれるかもしれないという気がします。

マーゴット・ロビーのツイッターより

 もうひとつの期待ポイントは、監督が『スノーホワイト』のルパート・サンダースだというところ。白雪姫を新たな解釈で描き、シャリーズ・セロン演じる美しい悪の女王と、『トワイライト』のクリステン・スチュワート演じる鎧をまとって剣を持つ白雪姫が戦ったこの映画は、全米でもヒットしたのですが、その後、サンダース監督と白雪姫役のクリステンとの情事が発覚、当時クリステンは23歳、監督は19歳年上の42歳、しかも妻子ありだったので世間の非難は監督に集中したのでした。

 そのせいではないと思いますが、サンダース監督はあれから新作が撮れていません。でも『スノーホワイト』のビジュアル表現は評価が高く、あの映像感覚で『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』が実写化されるなら、ちょっと見てみたいような気がしませんか?

 製作はスティーブン・スピルバーグのドリームワークス。これからこの企画がどう動くか、注目しておきましょう。

(文/平沢薫 トップ画像/THE WRAP)

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