Sexy Zone、人気格差で3人だけテレビ出演のウラ事情

 嵐ファンにとっては至福の番組だった9月26日放送「ミュージックステーション3時間SP」(テレビ朝日系列)も、Sexy Zoneファンにとっては不満の募る内容だった。

 同番組では、2014年で結成15周年を迎える嵐がハワイからの生中継を行ったほか、AKB48、SEKAI NO OWARI、ポルノグラフィティ、Superfly、JUJUなど豪華アーティストが出演。そのなかに、Sexy Zoneも出演したのだが、5人組であるはずのSexy Zoneのメンバーが、佐藤勝利、中島健人、菊池風磨の3人しか出演しなかったのだ。このことに対し、ファンからは怒りの声があがっている。

 Sexy Zoneは7月15日、東京・代々木第一体育館で行ったイベント「新曲大発表会in代々木」にて、7枚目のシングル「男 never give up」を、マリウス葉、松島聡を除いた3人だけでリリースすることを発表し、ファンから猛バッシングを受けていた。今後は派生ユニットを含めて「Sexy Family」と総称し、メンバーが入れ替わるグループとして活動していくとの説明があったが、事実上、マリウス葉と松島聡を〝干す〟形となったため、ファンの怒りが爆発、不買運動を呼びかける声もあった。その反応を受けてか、「男 never give up」はジャニーズとしては異例の発売延期になるなど、波紋を広げていた。

不人気メンバー外しの「メンバー流動化」

 そんななか、9月26日に放送された「ミュージックステーション3時間SP」では、マリウス葉、松島聡が未出演となっただけではなく、ジャニーズJr.の人気メンバーである平野紫耀らが共演したため、火に油を注ぐ事態となったようだ。

 ツイッターでは、「Jr.にマイク持たせないで、聡マリ(松島聡とマリウス葉)にマイク持たせろよ」「セクゾにJr.いらない」「視聴者にセクゾはまだJr.に頼ってると思われそうでイヤだ」と、共演のJr.にまで火種が飛んでいる。

 ある芸能記者によれば、ファンの怒りを買いながらも事務所が必死にマリウス葉と松島聡をメンバーから外そうとする背景には「圧倒的な人気の差がある」と考察している。

「ジャニーズのファンはメンバー間の絆などに萌える傾向がありますが、実際のところマリウス葉と松島聡の人気は、ほかのメンバーに比べて明らかに低い。事務所としては、今後グループがさらに発展していくのに、彼らの存在が足かせになるという、シビアな考えもあるのかと思います。とはいえ、現状のファンを納得させるには、それ相応の理由がなければいけない。そこで出てきたのが、メンバー流動化というアイデアで、徐々に切り離して行こうという戦略だったと思うのですが、そんな乱暴なことをしたらますますファンは怒るに決まっています。はっきりいって迷走しているのが、セクゾの現状でしょう」

 事務所とファンがともに納得し、今後グループがさらに飛躍する形はあるのだろうか。

「一番いいのは、マリウスと松島がタレントとして成長して、ほかの3人に負けない実力を身につけることですが、こればかりは才能や運も関係してくるところなので、なんともいえません。しかし、もともと人気がなかったメンバーが欠点を魅力に変えてブレイクすることは、芸能界では良くあること。二人はまだ若いのだから、いろいろなことに挑戦して、自分のポジションを見つけてほしいですね」(同記者)

 マリウス葉と松島聡がさまざまなことに挑戦するなかで、“色物キャラ”に開眼しないことを祈りたい。

(取材・文/DMMニュース編集部)

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