元KAT-TUN田中聖、芸能界復帰に隠された闇

 2013年9月、所属していたジャニーズ事務所から解雇されたKAT-TUNの元メンバーで歌手・俳優の田中聖(たなかこうき)。 事務所サイドは「度重なる契約違反」が解雇理由としているが、報道では田中が事務所の許可なく西麻布にバーを出店していたことや、一部実話誌に下半身を露出した写真を掲載されたことなどが解雇の原因だったのではと推測されている。

 解雇後は、2014年4月に公開された品川ヒロシ監督の映画「サンブンノイチ」に出演し、映画関係者からは高評価を得た。ここから本格的に芸能活動を再開するかと思われたが、それ以降は表立った活動が見られなかった。

 しかし、2014年10月1日、ついにロックバンド「INKT」のボーカル“KOKI”として本格的に活動を再開しはじめたことをバンドの公式ブログで報告。自身のツイッター(@koki1105t)でも「みんなホントにお待たせ」とファンに活動開始をアナウンスした。これに対し、兄の田中一成氏が「待ちくたびれた がんばれ」とリプライしており、家族も待望の始動だったようだ。

公式サイト/INKT OFFICIAL WEBSITE

 なお、オフィシャルのYouTubeチャンネルには、すでにデビュー曲のミュージックビデオ(ショートバージョン)もアップされている。

 公式サイトでは各種オリジナルグッズも販売しており、すでにファンクラブも発足。まさに田中聖復活、という印象を受けるのだが……。

ワンオクそっくりの楽曲!?

 音楽業界に精通する関係者はこんなことを指摘する。

「ギターの大内とキーボードの岸田はKAT-TUNのツアーでサポートバンドをやっていた過去があります。その関係で今回はバンドに参加したのでしょうね。曲はワンオク(ONE OK ROCK)そっくり。一部では早くも『パクリっぽい』などと言われています。KAT-TUNのソロ時代から”盗作”疑惑はありました。これが”パクリ”かどうかはさて置き、ここまで寄せてくるとは驚きです」

 ONE OK ROCKはNEWSの元メンバー・森田貴寛が脱退後に結成した人気ロックバンド。日本のみならずアジアやヨーロッパなどでもライブを行い、若者から絶大な支持を集めている。同じ路線を目指し、ワールドワイドに活躍していきたいという田中自身の希望なのかもしれないが、”パクリ”などと噂されているのなら、今後の活躍に支障をきたす可能性もある。

田中聖復活の裏に見え隠れする兄のビジネスとの不思議な関連?

 そんな中、ひとつ不思議な動きも見え隠れしていると別の関係者は言う。

「田中聖は家族をとても大事にしています。ジャニーズ時代も家族全員を養っていたといってもいいほど。そんな田中聖が特に仲良くしているのは兄の田中一成氏。この一成氏が、INKTの活動再開に合わせるようにして、妙な会社を立ち上げたんです。『T-gene』という会社です」

 一成氏が立ち上げたという会社「T-gene」のホームページを見てみると、トップページはこんな文言が書かれていた。

株式会社T-geneでは、芸能・人材・商品を通して『人々を笑顔に』『人々の生活を豊かに』『人々を幸せに』を目標とし、再生可能エネルギービジネスと融合して社会へ貢献出来るよう目指しております。

株式会社T-gene

 会社の実態は不明だが、「T-gene」には所属のタレントもいるようだ。ホームページの所属タレントページには「只今、準備中」と記されており、誰が所属しているのかは不明。もしかすると弟の田中聖もこの事務所に所属しているのだろうか。いずれにせよ、田中聖の兄が再生可能エネルギービジネスとは、なんとも不思議な感じがしてしまう。

 KAT-TUN時代のつながり、オリジナリティの欠落した楽曲、”不思議”な兄弟ビジネス。のっけから問題が山積しているように見えるが、待望の活動復帰にファンからは喜びの声が多く聞こえてくる。

 ファンの期待に答えるためにも、弟・田中聖をダシに使い、商品を売り付けるなんて事態に発展しなければいいが……。今後は“事務所追放”だけでなく芸能界追放にならないよう、田中兄弟には健全なビジネスをやってもらいたいものだ。

(取材・文/DMMニュース編集部)

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