007の名役者が撮影現場を訪問した！
現在、ロンドン近郊のパインウッド・スタジオで撮影中の『スター・ウォーズ エピソード7』（2015年12月18日全米公開予定）については、「旧三部作のラストから30年後を描く」ことしか発表されていない。登場人物やストーリーも一切、公表されておらず、スタッフもキャストも発言を禁止されている。一方、ファンサイトではいろんな噂を発信しているが、情報ソースは不明。
しかし「ひょっとしたら本当かも？」という情報が、たまに登場してしまうのが面白いところだ。今回のロジャー・ムーアの発言もそれだ。ムーアといえば、1973年の『007／死ぬのは奴らだ』から『007／美しき獲物たち』まで全7作でジェームズ・ボンドを演じた俳優。あまり『スター・ウォーズ』とは関係ないような気がするが、彼は現在、ロンドン在住なのだ。
『エピソード7』の監督・J.J.エイブラムズも、映画界の重鎮の希望を断れなかったんだろうか。経緯は不明だが、先日彼は『エピソード7』の撮影現場を訪問した。そして、そのとき見たことを、BBCのラジオ番組でポロリと発言してしまったのだ。
雪と山のセット……惑星ホスを噂は2度目
「僕は、友人のJ.J.エイブラムズが『スター・ウォーズ』を撮影している秘密のセットを見てきたよ。ハリソン・フォードもいた。彼らは何かを撮ってたよ、山と雪がいっぱいあった。でも僕は秘密を守らなくちゃいけないんだ」（コメントを筆者訳）
「山と雪のセットがあった」という新情報が判明したのだ。とはいえ、さっそくファンたちの中には、これが『スター・ウォーズ エピソード5 帝国の逆襲』の冒頭に出てきた「氷の惑星ホス」ではないかと推測する人々も登場。そこに何かの根拠があるわけではなく、これまでの『スター・ウォーズ』全6作に登場した雪の惑星がホスだというだけで、新たな惑星の可能性ももちろんある。
ただし、惑星ホスが噂になったのは今回が初めてではない。3月にもロケがアイスランドで行われるれるという噂が流れ、そのときも惑星ホスの登場が囁かれていた。2度も噂になったということは、やはり惑星ホスが登場する？ だとしたら、かつてはルークがワンパに襲われ、反乱同盟軍が帝国軍のAT-ATと戦闘を繰り広げたこの惑星で、今度はどんな出来事が起きるのか。やっぱり気になる！
- 平沢 薫（ひらさわかおる）
- 映画ライター。視覚に訴えかけるビジュアルの派手な映画がお気に入り。『映画.com』『シネマトゥデイ』『SCREEN』『キネマ旬報』『フランケンウィーニー』ノベライズなど。「『スター・ウォーズ』まとめ」でエピソード7のニュースも追いかけ中。