現在東京・帝国劇場で、2年ぶりとなる舞台「あなたがいたから私がいた」(10月8日-31日)を開催中の松任谷由実(60)。2012年8月にも「ユーミン×帝劇」のコラボはあったが、脚本が複雑だったこと、また松任谷の歌声がしゃがれていたことがあってか、評判は良くなかった。
今回は主演に比嘉愛未(28)を迎え、満を持して再び帝劇にユーミンが降り立ったものの、やはり評判が芳しくないことを、10月16日発売の『週刊新潮』(新潮社)が伝えている。
かつて「J-POPの女王」と評された松任谷だが、近頃では人気の凋落ぶりが伝えられる機会も増えている。ベスト盤リリースやツアーが開催されても、さほど話題にはならず。週刊新潮も、今回の舞台のチケットが初演前から割引き価格で売り出されていた旨を報じている。
豊富な人脈は健在も、夫・正隆氏の手腕に疑問の声
ユーミン凋落の原因について、芸能記者が語る。
「前作の舞台同様、今回も脚本・演出を務めた夫の松任谷正隆氏。発表記者会見では『今回は根本的に作り方を変えた』と発言し、前作の不備は認めていました。今回はリベンジを、という思いがあったようですが、『徐々に高音が詰まりだし、ヘリウムガスを吸ったような荒れた声になってしまいました』と観客の証言があるように、やはり衰えを隠すことは叶わなかったようです」
しかし松任谷の“衰え”を、「正隆氏の責任では?」と指摘する関係者も存在する。
「ここ10年ほどで高音が出なくなってきたことはユーミン本人も認めていることですが、楽曲のアレンジャー、そしてプロデューサーとしての正隆氏が『時代の移り変わりに対応できていない』ことも、ユーミン凋落に大きく影響していると思います。確かに正隆氏は帝劇のステージのブッキングをこなし、またテレビ番組の特集を取り付けたりと、豊富な人脈を駆使してプロモーションを展開する“敏腕プロデューサー”。ユーミンの還暦祝いの席には、自民党の小泉進次郎議員が駆けつけたほどです。しかし楽曲自体のセンスは90年台止まりで、目新しさに欠ける」(音楽プロデューサー)
舞台はカーテンコールで披露された名曲『卒業写真』で一番の拍手が巻き起こったそうだが、アルバム総売上は3,000万枚超と言われ、J―POPの礎を築いた松任谷が、このまま懐メロで終わってしまうのは少々物悲しい話ではないだろうか。還暦を過ぎても新たなステージに立つという、松任谷夫妻の飽くなきチャレンジ心に今後も期待したい。
(取材・文/一樹守)